ネットショップをオープンして1か月で売れるには何をすればいいのか?
実例をもとに、何をしたのか。なぜやったのか。どうやったのか。をまとめていきます。
(実例公開は本人の了承を得ております)
たった1ヶ月であなたのネットショップは変わります。
Aさんの場合
商品:花材
SNS:Twitter/Instagram
ネットショップ:リニューアル
販売マーケットサービス:BASE
開始1か月の販売実績
リニューアルオープン1週間で売れ、2週間で購入通知が届くようになりました。
・ショップフォロワーは7人増。
・商品お気に入り数は13増。
販売計画をたて、計画に沿った活動をすることが売上やショップ認知度を伸ばす要因となりました。
販売計画を立てての活動の、準備から結果までは以下の通りです。

販売計画をたて活動を進めるのは来年の活動指針にもなり一石二鳥です。
1か月で変えるために何をしたの?
Pointは以下の4つ。
販売計画が購入に大きな役割を果たすこととなりました。
販売計画を立てる
扱っている商品が季節や行事の影響を大きく受けるため、
・いつぐらいにはどんな商品が動くのか。
・季節で購買影響の出やすい色の影響。
などを鑑み、季節や行事を軸に販売する商品を決めていきます。
例)母の日のカーネーション
1.5月の第2日曜日の3日程前をゴール(配送を考慮)に設定。
2.販売開始を1か月くらい前に設定。
3.販売開始に合わせて仕入れ、出品準備、告知や割引クーポンなど準備。
流行りを押さえる
カレンダーを確認すると、ミモザの日として知られる国際女性デー(3/8)が近く、花材であるミモザがシンボルのため注目が高くなることがわかっていました。
ミモザはここ数年で注目が高まり、様々なシーンで目にすることが増えています。
購入の可能性を高めるためにミモザの販売は必然。
また、注目度が高まる商品を扱うことは、ショップ認知度を高める効果も期待できます。
顧客ニーズを押さえる
もともと、”こういう傾向が好まれる,,という今までの体感(経験)があったので、商品ラインナップに加えます。
過去の経験と実績は貴重な記録。活かすべきです。
ただ、久しぶりのショップオープンで、ショップフォロワー数が多いわけではなく、また、”こういう傾向が好まれる,,という特色の強い商品ばかりだと新鮮味がなく、商品ラインナップに変化がありません。
そこで次項の商品を新たに加えてアクセントにします。
興味付け商品を用意する
誰もが好きなテイストの商品をラインナップに加えます。
前項の通り、商品ラインナップの目新しさもありますが、既存顧客とは別に新規顧客の獲得を目指します。
オーソドックスな商品は、初めてショップを利用する人には買いやすく、既存のお客さまには(使いなれない方への)プレゼント用など新たな提案を提供することができます。

Aさんの場合はリニューアルオープンで販売経験もある方ですが、初めてオープンする場合でも同じです。

なぜ販売計画が重要なのか
上記4つのポイントがリニューアルオープンに向けて重要ポイントとして準備をした事です。
4つの中で、販売計画に関することが購入につながる大きな意味を持つことになりました。
販売計画は、商売の基本であることは言うまでもありませんが、オーナー様とのヒアリングで、今までは”いつもこのくらいからこういうのを売り始めていた,,アバウトながらも商品の動きを感覚でお持ちでした。
そこで、季節の影響を大きく受ける商品と言うこともあり、季節や行事をリンクさせることで売れるチャンスを伸ばす売り方と相性が良い。と判断し、感覚を視覚で認識できるよう販売計画に落とし込んでいきました。
ちょうど良いタイミングでミモザの日(3/8)が近かったことから、ミモザの日に備えた商品を準備/告知をすることで注目度が増し、その流れに上手く乗ったことが購入につながりました。
告知について、次項で具体的に説明をしていきます。

今回の販売計画は、集客をメインにまとめていますが、販売計画には仕入れや出品に関する商品写真撮影や商品紹介文の準備などもあります。

ネットショップへの集客動線の流れ
大まかな販売計画を立てたら、細かい行動計画を立てます。
細かい行動計画の中には仕入れなど出品準備もありますが、今回はショップリニューアルオープンがメインなので、ショップへの動線を意識したSNSについてです。
告知をする
ショップを再オープンするので、
・販売を始めること。
・新作の販売が始まること。
上記2点を広く知らしめる必要があります。
TwitterとInstagramは発信していたので、再オープン前から両方で告知をしていきます。
告知内容を決める(SNS&プッシュ通知)
投稿内容は
・リニューアルオープン日
・新作発表
・割引クーポンの発行告知
再オープンの1週間前から予告投稿を始めます。注意を引くためと興味を持ってもらうためです。
※プッシュ通知とはBASEで利用できる通知システムで、ショップをフォローしてくれている人に対してショップ側が直接お知らせをすることができます。
- 7日前リニューアルオープンのお知らせ&新作告知
ショップが新しくなることを告知。
オープン日と時間。URLを忘れずに記載する。(お店の存在がわかればイイので商品は無くてもイイ)
※「新作を出します。」軽く触れる程度で新作告知も入れる。 - 6日前リニューアルオープンのお知らせ&新作告知
ショップが新しくなることを告知。
オープン日と時間。URLを忘れずに記載する。(お店の存在がわかればイイので商品は無くてもイイ)
※「新作を出します。」軽く触れる程度で新作告知も入れる。 - 5日前新作発表
新作をチラ見せ。
全部は見せない。準備が整った物や自信のある物を少しづつ紹介する。
※ショップを再オープンすることもアピール。 - 4日前割引クーポン発行のお知らせ
BASEアプリでショップをフォローしてくれた人には割引クーポンを発行することを告知。
※アプリをダウンロードする必要があることを忘れずに伝える。
※割引クーポンの発行日を記載する。(ショップフォローすると発行されるという誤解を回避するため) - 3日前新作発表
新作をチラ見せ。
全部は見せない。準備が整った物や自信のある物を少しづつ紹介する。
※ショップを再オープンすること。割引クーポンが出ることもアピール。 - 2日前新作発表
新作をチラ見せ。
全部は見せない。準備が整った物や自信のある物を少しづつ紹介する。
※ショップを再オープンすること。割引クーポンが出ることもアピール。 - 前日割引クーポン発行のお知らせ
BASEアプリでショップをフォローしてくれた人には割引クーポンを発行することを告知。
※アプリをダウンロードする必要があることを忘れずに伝える。
※割引クーポンの発行日を記載する。(ショップフォローすると発行されるという誤解を回避するため)
※新作も割引クーポンで買えることもアピール。 - 当日ショップオープン!
新作販売開始
割引クーポン発行
※上記流れは例です。実際には状況を見ながら変更しています。
プッシュ通知も同時に利用します。
ショップ通知は、特典としてSNSよりも早く新作が見れたり割引クーポンが早く届いたりと差をつけて特別感を提供します。
事前告知の意味
先にも書いていますが、注意を引くことと興味付けです。
・SNSからネットショップへの動線を繋げていきたい。
・ショップフォロワーを増やしたい。
というのもあります。
欲しいと思ってくれる人に多く知ってもらいたいので、気に入ってくれたからフォローしてくれるショップフォロワーを増やすことは重要。
購入につなげる。と言うよりは未来の購入につながるための事前準備の意味合いが強いので、「割引クーポン発行したのに買われない…」とは思わずにショップフォロワー数や商品お気に入り数をチェックするようにしてください。
また、SNSでは告知投稿が連続にならないよう、間に普段の投稿を数回分入れるようにすると見ている人からの「また告知?」のような不快感を防げます。
SNSの投稿はTwitterだと予約投稿が可能です。告知分だけでも予約設定しておけば投稿の負担を軽くできます。

毎日、「今日はこれをやらなければいけない」というタスクが複数発生し混乱するので、カレンダーに書いて管理するとスムーズに進めることができます。私がおススメするのは年間が一目でわかる一覧表。ネットで調べれば色々ありますがLINE公式アカウントご登録でもプレゼントしています。

販売計画を立てるメリット
メリットは5つあり、
- 計画的な販売活動が出来ることで無駄な仕入れが減り支出が抑えられる。
- 先に計画を立て、計画通りに活動していくので、都度やることに追われなくて済む。
- 販売活動を俯瞰的に把握することができる。
- 計画を蓄積することで翌年の計画が立てやすくなる。
- お客さまがその時々で何を求めているのかを考えるようになるので売上が伸びる。

計画を作って満足していたら何の意味もありません。実際に動く行動計画が大切です。

まとめ
まずは販売計画を立てましょう。
- カレンダーから目安のイベントを決める。
- 逆計算で販売開始日や仕入れ最終日を決める。
- 決めた日から逆計算で告知日や投稿内容を決める。
ゴールから逆計算で考えていくと考えやすくなります。
販売計画を立ててしまえば、あとはその計画通りに動けばいいので、始めたばかりのオーナー様には運営しやすくなります。
まずは運営しやすい計画を立てて実行をする。そして、どうだったのか。を記録し、また次の計画を立てる。という風に少しづつ計画を増やしていくと進めやすいです。