私たちが休んでいても、24時間365日お店を開けて営業してくれるネットショップ。営業できるからこそ注意が必要なことをまとめました。
お休みに入る前までにやっておきたいこと
オープンか?一時的にクローズかを決める
オーナーがお休みでもネットショップの場合は人件費などのランニングコストがかかることはないので営業を続けることができます。しかし、商品が売れた時の発送は人員が必要となり、ひとりで運営をしている場合は自分しか対応ができません。
お休み中の発送をどうするか?
その対応いかんで開いておけるか、閉めた方がイイかを決めます。
なぜ一時的に閉めることを考えなければいけないのか?
発送までの期日の関係です。
だいたいのマーケットサイトでは、商品の入金処理が完了してから発送までの期日が決められています。多いのは『7日以内に発送する』というルール。(そうじゃない場合もあります。)
入金処理から期間を過ぎても発送されない場合、マーケットサイトから何らかのペナルティが課せられたり、アカウント停止になることもあります。
【開けておける場合】
発送までの期間がお休み明けで間に合うのであれば、配送期間の設定を修正し、お休み明けに配送をする旨をアナウンスすることでショップを開けておくことができます。
【閉めた方がイイ場合】
配送までの期間を最長で設定してもお休み明けに足りないのであれば、一時的にクローズすることで、マーケットサイトからのペナルティを課せられることが無く、お客さまからのクレームやトラブルも回避することができます。
自分の利益はもちろん大切ですが、お客さまが安心してお取引を終えられるよう、不安を与えないためにどうすべきか?で決めるようにしましょう。
ちなみに、クローズにする場合はボタン一つでできることがほとんどですが、継続中のお取引の有無など条件で簡単にできない事もあります。ご利用のマーケットサービスのルールを調べることはもちろんですが、計画的なショップ運営ができるよう準備を忘れずに!

お休みのお知らせを表示する
忘れがちなのでなるべく書いて伝えるようにしておくことをお勧めします。
お休みの表示はマイルールになるので強制力はありませんが、書いてないよりましです。書いて無ければお休みじゃないと思うのが自然ですから、購入後、決められた期間内に送ってくれると思われます。
お休みの告知文には、お休みの期間やお休み中の購入や問い合わせはどうなるのか?など書いておきます。
≪例文≫
いつも○○をご利用頂きありがとうございます。
当ショップでは、下記の期間、(夏季/冬季)休業となり、配送並びにお問い合わせはお休みとさせていただきます。
期間中の配送やお問い合わせの返信はお休み明け●日以降となります。順次対応させていただきますので通常よりお時間がかかります事をご理解いただきたく宜しくお願い申し上げます。
休業期間:
期間前ご購入最終受付:
※以降のご購入は配送が休業期間後となります。
今後とも、よろしくお願いいたします。
提示していてもお客さまは必ず読むとは限りません。お知らせを出すことで安心しすぎないように注意してください。

配送の負担や遅延を考慮する
お盆前や年末年始前などの長期休暇前の郵便窓口/配送受付は非常に混雑します。窓口に持っていく配送の場合、時間に余裕を持たせた出品計画を立ててください。
また、社会情勢や自然災害での遅延の影響が大きくなりますので、自ら情報を得るようにしましょう。
例えば…
配送の日時指定をしていなくても、「どれくらいで配送できますか?」と質問があり、その回答で購入を決めらるお客さまもいらっしゃいます。
現在の配送状況を把握してお伝えできればトラブルは起こりませんが、何らかの問題で遅延が発生しているのを知らず、間違った情報をお客さまにお伝えしてしまった場合は信用や評価が落ちます。
荷物を運送業者に渡してしまったら、私たちショップ側は無事に届けられることを信じるしかありませんが、荷を渡す前なら配送状況の情報さえ把握していればお客さまに現状をお伝えすることでトラブルを回避できます。
長期休暇前は配送状況の情報を得るようにしましょう。
まとめ
ネット販売でのお買い物は、商品が届くまでの期間のワクワクも楽しいものです。ショップがお休みと言うことは、待つ期間が長くなってしまいます。お客さまに不安を与えないよう準備をする。そして、ショップ側はお休みを楽しく過ごせるようお休みまでを計画的に運営しましょう。