「屋号ってどうやって決めればいいですか?」そのような質問が有るので、お勧めの3つのポイントでの決め方をご紹介します。
お客さま目線を意識する
屋号3つのポイント
・短い
・読みやすい
・覚えやすい
上記の3つを基準に考えて決めることをお勧めします。
理由は、短いと、読まれやすく、覚えやすい。非常にシンプルな理由です。凝った名前や親しみの無い言語(フランス語やイタリア語など)の言葉は一見オシャレで素敵なのですが、読まれにくいので覚えてもらえないんです。
読めないと、お客さまはお店に対して申し訳ない気持ちになってしまいますし、恥ずかしいと思っちゃいます。そんな不安を抱かせるのはマイナス要因でしかありません。
お店である以上、お客さまに覚えてもらう事も売れるためには大切。「あのお店、なんて言ったっけなー?」より、「○○ってお店で買いたい!」の方が探されやすいですし、断然良いですよね。
屋号3つのポイントが大切なわけ
私の実家は商店を経営していたのですが(現在は世代交代)、店の名前を決めた時、決定打は私でした。
当時3歳。いくつかの言葉を言わされ、その中で言いやすい言葉がお店の名前になったんです。
大人になってから理由を聞くと、子供が言いやすい言葉は誰もが覚えやすい。そのため、子供だから読みやすく短い方が良いから言わせた。とのことでした。
子供は連呼しますしね。「○○に行きたい!」って言ってもらえたら宣伝にもなりますし、親(大人)も覚える。
子供を掴む事が、地域のお店としてなじむ近道だったんですね。(地元の知人に会うと、いまだに店の話題が店名付きで出てくるので思惑通り…)
ちょっと深い話をすると、跳ねる音(詰まる音)と破裂音は子供が好き。らしいです。子供に受けたければ、そういう言葉を用いるとイイいらしいですよ。(「おっぱっぴー」の小島よしおさんとか小さい子に人気ですよね。)
インターネット特有の屋号の重要性
ネットショップはインターネット内のお店ですから地域になじむ必要は有りませんが、お店を覚えてもらう事。は変わりません。
特にインターネットで考慮しなければいけないのは『検索』。
インターネットは検索で情報を見つけます。
QRコードとかブックマークとか便利な機能もありますが、そういうのが使えない時にも見つけてもらうことができる。検索するという行動のファーストステップをクリアするには、読みやすく、短く、覚えられていること。
読みやすければ思い出してもらえ、短ければ文字を打つ面倒臭さが軽くなり、覚えていれば検索で探せます。
検索しやすいというのは大切なんです。

屋号戦略5つのルール
屋号を戦略的に利用するなら5つのルールにも気を配ります。5つ目が今回の記事になるわけで、今回の記事だけでも十分戦略的なのですが、他の要素も加味して踏み込んだ決め方です。
1.A(あ)で始まる言葉にする。
2.事業が分かる。
3.名前に意味を持たせる。
4.同じ屋号をチェックする(ドメインが取得できる。)
5.読み書きしやすい。(今回の3つのポイント)
1つ目「A(あ)で始まる言葉にする。」
一覧で上の方に表示されるので見られるチャンスが多い。
2つ目「事業が分かる。」
やっていることが一目でわかるので認識される。(例→アクセサリーデザイン○○)
3つ目「名前に意味を持たせる。」
意味を説明できると覚えられやすく、必要な時に思い出してもらえるので仕事に繋がりやすくなる。併せて信用や信頼が増す。
4つ目「同じ屋号をチェックする(ドメインが取得できる。)」
同じ名前が使われていないか(ネット検索など)調べる。既に使われている名前だとお客さまに誤解を与えかねず、すでに使っているところから「マネされた!」などのトラブルにも発展しやすい。また、ブランディング的にドメイン(『https://○○(.comや.jpや.netなど)』の○○の部分)と屋号を統一させることは押さえておきたい基本です。
5つ目「読み書きしやすい。」
今回の記事です。
まとめ
屋号は仕事の顔とも言えます。
お仕事の顔ですから、多くの人に認識してもらえる名前の方が得ですよね。
「なんとかって読み方が分からないお店。」より「○○って名前で何々が凄くイイお店。」と言ってもらえた方が嬉しくないですか?
お仕事が有利に進むような屋号を決めましょう。