どの位の出来栄えなら、販売をしてもトラブルが無いんだろう?
「こういうことを見てみよう」や「こういう方法もあるよ」そのような販売をするしないの俯瞰的な見解をまとめます。
最終的な販売するしないの判断に役立ててください。
商品となるハンドメイド品の完成度。目安を持とう
品質
自分だけの、売る。売らない。の判断基準を設ける
他からの評価を恐れて、品質の向上に逃げていませんか?
今できる最高の出来栄えを提供することが、自分の作った物を販売する人の最低限の責任。上を求め続けていたら、いつまでたっても販売をすることはできません。
ですから、クオリティが心配なら、自分だけの、売る。売らない。の判断基準を決めましょう。
判断基準は、人により異なります。
自分が納得できるボーダーラインは何なのか?
その条件を探し、決めましょう。
条件の探し方を、次から詳しくまとめていきます。
ちなみに、私が、ワークショップや販売レッスンで多くのハンドメイド作品を見てきた中で、「これは売れるレベルではない」と思ったのは片手でお釣りがくる程度です。
それだけ、『販売をしたい』と思って行動を起こされた方々は、皆さん素晴らしく高いレベルのハンドメイド品を作られています。
自信を持ってください。
自信
喜んでくれる人に買ってもらうようにすれば自信になる

誰に買って欲しいですか?
購入されることで自信はつきますが、喜んでくれる人に買ってもらった方が、強い自信となり、継続性のある商売ができるようになります。
誰に売りたいか?
その設定(ペルソナ)をしっかり考えることが自信になります。
ドンピシャなお客さまに買ってもらえた時の、嬉しさ、気持ち良さ。そしてお客さまへの感謝は比べものになりませんし、何より、2回目のご購入といったリピート率が断然増えます。
例えば、クオリティは高く、丁寧でテクニックはあるんですが、作る物が平凡。というか、当たり障りのないどこにでもありそうな物だと、「一捻りある物じゃないとダメなんじゃないか。」と思われる方もいらっしゃいます。
私は手先が不器用で人様にお代をいただけるほどの物を作れない、一般的な視点を持ち合わせているので言えるのですが、それでも十分、素敵ですし、「欲しい。買いたい。」と思います。凝ればいいってもんじゃないですね。
過去記事⇒【裏付け(センス)】悩まない作品紹介文の書き方で売れるハンドメイドにする
あなたの扱う物は、誰に求められる?どんな人になら売れる?を考え活動をする。 自信をつけるための方法のひとつです。
強度
どんなに素敵な物でも、使えない物の販売はするべきではない

売ろうとしている物を、試して使っていますか?
仕入れて販売する物も、作って販売する物も、必ず自分で使ってみるべきです。自分で使えない物ならば、誰かに協力してもらいましょう。
ハンドメイドは既製品に比べて、強度や取り扱いに注意が必要なことありますから尚更です。
使って初めて分かる使い心地や、使い方、用途の提案。そういった発見を伝えられると、信ぴょう性が増し、お客さまは安心します。
作品説明文やSNSでの発信にも、書きたいことや伝えたいこと(ネタ)が増えます。
真実味が増すので、あなたへの信用が高まります。
そして、不具合がわかることで、トラブルを防ぐことにもなります。
試し使いって、良い事尽くしなんです。
物って、使うためにあります。
気に入って買った物を使いたい。良く見てもらいたい。だから、せっかく買った物が使えない。あるいは意図が叶わない。というのは、売る以上、あってはならないことです。
どんなに素敵な物でも、使えない物の販売はしない。心にとどめて欲しいです。
また、使っているとそれを見た人からの感想や評価が得られるので、自分が歩く広告塔代わりにできますよ。
競合チェック
あなたのクオリティの位置づけを把握する

競合を見て、自分のクオリティを確認しましょう。
ミンネやクリーマを見ていると、どれもこれもキラキラしていて、自分のレベル程度で売るのはおこがましいんじゃないか…。
なんて思ってしまいがちですが、こういっては何ですが、上手い物もあれば、そうでもない物もあります。あなたの作った物が、どんな具合なのか?
カテゴリーのラインナップを確認して、あなたのクオリティだと、どんな位置づけなのか。把握しましょう。
競合を知ることは、自分の良いところや足りないところを発見できるので、見ておいた方がイイんです。
ただ、注意が必要なのは、販売は、競合の方を向いて商売しても売れません。向くべきはお客さまの方です。
競合をチェックするのは、売れているかどうかとか、荒を探すためではなく、あなたの基準を把握するためです。
販売価格が、安いか高いか。クオリティを加味して考えることもできるようにしたいですね。
そういった分析力が、理に適い、分相応がわかることで、不安を払しょくすることができます。
テスト販売
販売をするプラットホームを、用途によって使い分けましょう。

品質を理由に二の足を踏むなら、売る場所を変えればイイんです。
ミンネやクリーマと言った、ハンドメイド専用販売マーケットサイトでの販売は、自分も作っている!そして出品もしている!という同業者間での売り買いがメインです。
けっこう、他人のクオリティに厳しい傾向があります…
ハンドメイドは、社会的な認知度も高くなりましたので、ハンドメイド専用販売マーケットサイトにこだわらなくても、売れる環境が整備されるようになりました。
別の販売プラットホームで、価格を抑えてテスト販売をして、そこで状況を把握、確認し、ブラッシュアップしてから、自分のメインの販売プラットホームで出品する。
というやり方ができます。
クオリティを高めることができますし、売れたという実績を持つこともできるので、プラットホームを複数持つ大変さはありますが、やる価値があります。 慎重派にオススメです。