1枚目の写真とは、一覧に表示される写真です。
まさしく、あなたの作品の『顔』ともなる写真。この写真次第で、お客さまの興味を惹きつけられるかどうか?が変わり、見てもらえるかどうか?が変わり、結果、売れるかどうか?が変わります。
「お!これタップしちゃお!」って思ってもらえる写真の選び方をまとめます。
トップ画像で売上が大きく変わる!
明るくキレイな写真は見たくなるから、そういう写真を撮る
撮り方
やはり、明るくキレイな写真は見たくなりますし、「この人の作品なら大丈夫かな?」と、第一印象で信頼や信用を得ることができるので、撮り方は重要です。
ですから、写真の撮り方として、何を置いても『光』。『自然光(太陽光)』です。
写真撮影において、ライティング(lighting)はとっても重要で、ライティング次第で被写体(作品)の良し悪しが大きく変わります。
これは、私が、自分の商品写真を撮っている中でわかってきたことで、後に、プロのカメラマンに習ったことでもありますし、だいたいの『上手な写真の撮り方』でも言われていることです。
ただ、ライティング(lighting)。要は光の当て方って難しいうえに、ライトを複数使って適度な光量で均等に当たるように調整して撮影することもあり、そこまで備品にお金をかけられないし置き場所だって困ります。
だから、無料で、しかも広い範囲に光を当ててくれ、なおかつ、最も見慣れている『自然光(太陽光)』なんです。(余談ですが、私の屋号【Sun-Rings】は太陽の輪のように広がっていく。の意味があります。)
ご自宅で撮影される方が多いと思いますが、許される環境の中で、「どうすれば太陽光で撮影ができるのか?」を最優先で考え、探してくださいね。
ちなみに、私の場合はこんな感じ。テレビに白いボードを『立て掛けて』ハンガーに服をつるして撮影します。試行錯誤してます。

あ、ライティング(lighting)に関してですが、もし、「購入を考えている。」と言うのであれば、良い写真が探せなかったので、私が使っているライトのリンクを貼りますね。動画用に買ったんですが、撮影でも重宝します。

背景は白
プロのカメラマンからのアドバイス
さて、私の撮影の様子を写真でご紹介しましたが、そこでも、背景に使っているボードは『白』です。
これ、実はプロのカメラマンから頂いたんです。「持って帰るの大変かもしれないけど使って」わざわざ持ってきて下さったのが嬉しくて、ありがたく持って帰りました。
で、その時、「やっぱり白がいいですか?」って聞いたら、「被写体(作品)の色がちゃんと出るし、白背景の方が背景色で写りが変わるを気にしなくていいから、撮りなれないうちは白バックがいいよ」って言われて以来、ずっと白背景です。
あ、途中で他の背景も試したな…でも結局、白背景に戻りました。
平置きの場合も、このボードを敷いて撮影をします。
私の場合は服なので面積が必要で、この大きさでも足りないくらいになるのですが、アクセサリーや小物ならば、撮影ボックス(撮影キット)あるいは背景スタンド(背景シート)が使えます。これも、良い写真が探せなかったのでリンク貼ります。
【撮影ボックス/撮影キット】

【背景スタンド】

おススメは背景スタンド(背景シート)。
プロのカメラマンにプロフィール写真をお願いした時に似たようなのを使っていて、「物の撮影で、ボックスとどっちがいいですか?」って聞いたら、「こっちの方が撮りやすいですよ」って言ってました。確かに、箱の中でチマチマやるより撮りやすいです。
写真写り
買われるか買われないかが変わる。キレイに写すための、気を付けたいポイント

写真写りが良いとか悪いとか、自分の写真でも気になりますが、それは作品撮影でも同じで、写真写りで、買われるか買われないかが変わります。
そこで、キレイに写すための、気を付けたいポイントですが、
ボケてなくて、ピントが合っていて、暗くなくて、白飛びしていなくて、変な加工がしていなくて、明るさが均等。そして、おしゃれに写っている(構図)。です。
販売目的での写真は、物がわかること。です。
お客さまは、具体的な「こういうの」というイメージをもって物を探しています。「あ、これが欲しいと思っているイメージに近いかな?」って思って一覧の中からタップをします。だから、物がわかる。つまり、視認性がある。ことが興味を惹くポイントになります。
技術的なことは練習あるのみです。説明がめんどくさいからと投げやりになっているのではなく、写真は撮影をすればするほど確実に上達します。毎日、練習すれば、3か月も経てば最初の頃の写真に比べて上達度が自分でも分かります。
先に挙げた、気を付けたいポイント。を意識して、撮影に勤しんでください。
なお、『おしゃれに写っている(構図)』に関しては、グリッド線を用いた、【三分割法】で撮れば、簡単におしゃれな写真を撮ることができます。
あと、背景小物は厳選して下さい。無い方がいいくらいです。撮影小物って凝りがちで、何がメインかわからなくなるんです。
主役は作品ですから、作品が、クッキリ!ハッキリ!シッカリ!そして大きく。写っている事は最低条件です。
途中で変えてもいいの?
変えて試して、どういう写真が一番反応(タップされる回数)が良い?

1枚目にする写真は、一覧で表示される写真。1回決めたら、変えたらいけないんじゃないか?って思いがちなんですが、そんなことはありません。
逆に、変えて試して、どういう写真が一番反応(タップされる回数)が良いか?を探しましょう。
自分が、これだ!と思った会心の写真より、他の写真の方がウケがいい。という、ちょっと複雑な結果になることがあります。
それが狙いなんです。
自分の目線は、色んな思いで贔屓目になりがちなので、見誤っちゃうことがあります。ですが、他の人の目線は純粋に、買う物としての興味関心の具合ですから、販売目的での写真は、自分の満足ではなく、お客さまの反応を優先すべきです。
反応が分かりやすいのが、1枚目(トップ)写真の選定です。
1枚目の写真については、ブランディングやストーリー性を重視していると、どうしてもこだわりの写真じゃないとイヤだ。と思いがちです。その気持ちは重々理解しています。でも、販売はそんなに甘いもんじゃない。
どんなに素敵な想いやストーリーやブランディングがあっても、目にとめてタップしてもらえなければ、誰に知られることは無く。始まりません。
1枚目(トップ)写真は、いろいろ試して、反応を記録し、決めていきましょう。
カメラの選び方
身の丈に合った分相応の物を使うって大事

写真撮影をする。となると、一眼レフあるいはミラーレス一眼など「ちゃんとしたカメラを用意したほうが良いですか?」と聞かれることが多いのですが、「スマホカメラで十分です。」とお答えします。スマホカメラは、安いデジカメとなら遜色ありません。
ただでさえ、撮影に慣れていない上に、スマホカメラですら、ちゃんと使いこなせていないのに、いきなり高性能のカメラを手にしたって使いこなせません。申し訳ないですが、宝の持ち腐れになります。
スマホカメラでしっかり撮れるようになって、物足りなくなってからで十分ですし、そもそもカメラにお金と時間をかけるのなら、そのお金をプロのカメラマンに払い、時間を製作に充てた方が、経済を回し社会貢献になります。
さて、厳しい事ばかり書いても仕方がないので、ちょっと柔らかくします。
デジカメの場合、撮った写真をスマホあるいはパソコンに移動させなければいけません。
スマホカメラも十分使えないのに、この作業ができるかどうか…
あぁ、また厳しいことを書いている。
でもでも、そういうところでわからなくなって、力尽きて、販売ができない。と言う人を数多く見てきたので、良い意味で、身の丈に合った分相応の物を使うって大事なんですよ。
背伸びしなくていいです。無理にお金を消費しなくていいです。まずは使える物を使いましょう。