「あなたの作品だから欲しいんです!」
そう言って買っていただけると、天にも舞い上がるほど嬉しいですよね。
ハンドメイドは、あなたにしか作れない『味』とか『色』とか、要は『個性』とか『コダワリ』が選ばれる最大の理由ですから、ファン化、リピ買い、常連さん。と言われる固定顧客の獲得は、非常にやりやすい売買です。
あなたの作品を待ってくれるファンを育てていく方法をまとめます。
やり方だけじゃなく仕組みづくりから解説!
パレートの法則
2人のお客さまから始める
2人のお客さまを、あなたの作品のファンにしてください。
最初の目標は、たった2人でいいんです。
販売の勉強をしていると、2対8の法則(パレートの法則)というのがあります。
2割のお客さまが、全体の8割の売上を出す。または、売上の8割は、全体の2割の商品(作品)が占めている。と言った法則です。
冒頭の、「2人のお客さまをファンにする」というのは、10人のお客さまに買っていただく場合、2割である2人。となります。
2人なら、何とかなりそうじゃないですか?
まずは欲張らず、現実的で達成できそうな数字を目標に掲げましょう。 ファン獲得2人を目指し、達成する方法を次から、まとめていきます。
アフターフォローが大事
「お嫁に行きました」「お迎えが決まりました」の後が大事。

ファンって、育てていくんです。
意外ですよね?
お客さま自らが選んで、自然とファンになっていくのではなく、提供する側が、ファンになるように、仕向けていく。ことが必要です。
そこで重要な役割を果たすのが、購入後のアフターフォローです。
ひとりひとりのお客さまとしっかり向き合うこと。
それが、お客さまをあなたのファンに育てる方法です。
どんなことをすればいいか?は、「やってみよう!具体案」でまとめますが、今の状態で、どんなことをするか?を考えてみてください。
もちろん。まだ売れていないけれど…と言う状態の人も、いつ売れるかわかりません。準備はしておきましょう。最初の1個って、驚きと嬉しさで気が急いてしまうので忘れちゃいがちなんです。
作品が購入されて、「お嫁に行きました」「お迎えが決まりました」というSNSでの投稿を目にすることがありますが、そう思うなら、お嫁入後の居心地や活躍状況も、しっかりフォローしてあげましょ。
作品が良ければ次も買ってもらえるという幻想
次のご購入を待つのではなく、お客さまへ働きかけることが大事

「まずは1つ目。1つ目さえ買ってもらえれば、良さが分かって、また次も買ってもらえる。」
と、期待しがちなのですが、残念ながら、その期待は叶いません。
けっして、作品が悪いわけじゃないんです。
買ってね。手元に届いてね。イメージ通りに使えると、満足しちゃうんですよ。
だから、もう他は買わなくて済んじゃうんです。
物欲が落ちついちゃうんですね。だから、物欲が復活して、すっかり忘れる前に、「この作家さんの作品。また買ってもいいかな?」と、思い出してもらう必要があります。
前項(アフターフォロー)を思い出してもらうキッカケにもなります。
次のご購入を待つのではなく、SNSで発信するだけではなく、直接、お買い上げくださったお客さまへ働きかける。今は、そういう手厚い、特別感の演出が大切な時代です。
購入後、使ってもらえてるかな?
愛着があるものは、なじみが沸く

愛着って大事で、購入された作品が、お客さまにとって、どのような愛着のあるものになっているのか?
愛着次第で、次のご購入への可能性が変わります。
愛着があるものは、なじみが沸くので、「また次も買おうかな。」という心理的な働きが生じます。
お客さまが、どのように使われているか。愛着を持たれているか。わからないですよね。
それを可能にするのが、前々項のアフターフォロー。
お客さまが、気に入って買ってくださったのは嬉しけれど、手元に置いておきたいだけの購入では、ちょっと寂しいですよね。物と言うのは、使うから、愛着が生まれます。 次は、具体的な『アフターフォロー』のやり方。をまとめます。
やってみよう!具体案
ザイオンス効果(接触回数を増やす)を狙う

ファンを獲得するために、アフターフォローが大事と伝えてきました。
具体的に、どんなことをすればいのか?まとめていきます。
1.購入に同封するショップカード
2.購入後の様子伺い
3.新商品のご案内
ポイントは3つです。
この3つを、どのように使うか?が考えどころ。
もし、私ならば…
1.購入に同封するショップカード(直後)
次回購入10%offチケットを同封する。(利用期限は1か月。)次が買いやすくなるように、キッカケを用意する。
2.購入後の様子伺い(3週間後くらい)
楽しんで使っていただけているか?困ったことは無いか?お客さまの状況をお伺いします。ついでに、1.のチケットの利用期限が迫っていることをお伝えし、購入のキッカケを作る。
3.新商品のご案内(2~3か月以内)
新作や、季節が変わっての使い方の提案など、お知らせをしつつ、思い出してもらうキッカケを作る。
お客さまに、何度かコンタクトを取ることは、次の購入に結びつきやすくなります。接触回数を増やす(ザイオンス効果)と言います。
ザイオンス効果→ザイオンス効果を利用して売れテク!ハンドメイド
たった1回、買っただけの人から、急に、新作の案内が来ると引きますが、間に2.の伺いを入れることで、ワンクッションとなり、比較的受け入れやすくなります。
やり方は他にもありますが、あなたに合う方法で、アフターフォローを実行し、ファンとなるお客さまを、まずは2人、獲得することを目指しましょう!