ハンドメイド作品に自信がない人の強みの見つけ方

マーケティング

強みって、何でしょう?

自分で自分の強みが一番わからない。

作ることは好きだけれど、何が強みかと言われると、特に思い浮かばないのが不安。

いや。強みはわかっている。けれど、それが強みでいいのかな。最初は、コレが自分の強みだ!他との違いだ!魅力だ!と思っていたのに、段々、色んなことが見えてくると、本当に強みなの?心もとなくなってくる。

強みが無いと思う人も、イマイチ自信が持てない人も。強みを導き出して、強みに自信を持つ方法です。

自分だけの強みを自信にする

強みってなんだ?

本当の強みを持てるコア・コンピタンス

強みを出すには、『コア・コンピタンス』で考えます。

『コア・コンピタンス』とは、技術や特色など『核(コア)』となる能力のことです。他と比べることがポイントで、差別化にもなります。

強みであるコア(核)を明確にすることで、ブレ(迷い)が無くなること。そして、何を提供できるのか?が自分で明確になります。

自分がハッキリしないのに、お客さまは分かってくれる。なんてことはありません。

強みが明確になるという事は、何を提供してくれる人なのか?何屋さんなのか?がお客さまにしっかり伝わり、理解を深めることができます。作品の魅力が増しますし、お客さまの希望が叶うお品をご購入いただけるようになるので満足度が増します。そして『満足度が高い』のでトラブルが起こりにくくなります。

次から、コアコンピタンスの考え方の解説。そして出し方をお伝えします。
この機に、強みをハッキリさせて、自信をもつこと。そして迷いを無くしてください。

3つの条件

3つの条件はすべてクリアすることが必要です

コア・コンピタンスでは、強みと言えるために、以下の3つの条件をクリアすることが必要です。

・顧客に何らかの利益(価値/ニーズ)をもたらす能力。
・競合相手に真似されにくい能力。
・複数の商品・市場にアプローチできる能力。

顧客に何らかの利益(価値/ニーズ)をもたらす能力。
あなたが提供できる事(作品)は、お客さまの満足でなければなりません。お客さまの立場になって、『利益』である。ことが重要です。満足度が高ければ、販売数やリピート購入でわかります。

競合相手に真似されにくい能力。
真似や模倣されてしまうことは、あなたの強みにはなりません。マネをされないことを明確にする必要があります。作品その物はもちろんですが、技術やスキル。あるいは、想いや背景など、形のない部分も対象です。

複数の商品・市場にアプローチできる能力。
将来的な展開を視野に入れておくことは重要です。今は良くても、将来的に衰退あるいは飽きられるのは世の常です。別のカテゴリーへの転換や、アレンジなど。新たな開発や展開は常に考え、ストックしておきたいですね。そういうことができることは何でしょう。 以上の3つの条件を照らし合わしながら、あなたの核を絞って下さい。

5つの見極め

見極めるには、5つの項目。当てはまるかな?

コアコンピタンスでは、前回の3つの条件でクリアしたことを、5つの見極めにより、絞り込みます。

・移動可能性(Transferability)
・模倣可能性(Imitability)
・希少性(Scarcity)
・代替可能性(Substitutability)
・耐久性(Durability)

移動可能性(Transferability)
特定の商品やサービスだけに通用する能力や強みではなく、他の分野の製品などにも応用できることを指しています。

他の商品やサービスにも応用できる能力であれば、ビジネスの拡大チャンスは広がっていきます。コアコンピタンスに汎用性があることは、ビジネスチャンスにつながり、他社にとっては脅威となるのです。

模倣可能性(Imitability)
他社が真似できる可能性のことを指しています。

競合他社が自社の製品やサービスの真似をできるかどうか、という観点です。顧客にとって価値の高い商品を開発しても、競合他社に簡単に真似されてしまっては、市場での優位性を保てません。

希少性(Scarcity)
市場に出回っていないような希少性が高い製品であるか、という考え方です。

同類の商品やサービスが数多く出回っていれば、その市場で優位に立つことは難しくなります。希少性が高い能力であるほど、競争の世界では優位になれるのです。

代替可能性(Substitutability)
自他の商品に置き換えることができるか、という観点で評価します。

求められる機能が、他の製品で代用が利くのであれば、自社の強みにはなりません。つまり、コアコンピタンスには、なり得ません。代替えができない、唯一無二の能力であることが求められるのです。

耐久性(Durability)
長期に渡って優位にたてる能力であることです。

突出した能力であっても、短期間で強みが消えてしまうようであれば、自社の利益にも貢献できません。長期間に渡って、市場で優位に立てるかどうかは、非常に重要なポイントです。

強みの出し方(前編)

最初が肝心。思いついたことは全て出すことがコツ

コアコンピタンスでの考え方の流れは、図の通りです。
前編では『強みの3つの条件』までです。

これだけでも、結構な作業。

まず、強みと思うことを書き出してください。文書でもいいし、キーワード、単語。何でもいいです。あなたしか見ませんから、文面とか気にせず、とにかく沢山出しましょう。

ここで沢山出さないと、絞れません。妥協せず、思い当たることは全て、書き出してください。

次に、『強みの3つの条件』すべてに当てはまる物だけを残します。

ポイントは、強み候補に、3つの条件それぞれの理由を、メモ書きしておくと良いです。結構な時間がかかるので、忘れちゃうことがあるんですよ…(忘れたのは私です。)後になって、「あれ、なんでこれ残ったんだっけ??」ってことになるんです。絞り悩んでいる時に思い浮かんだことが、結構いい理由だったにもかかわらず、忘れちゃうので、走り書きでもいいのでメモを残しておくのは、やった方が良いです。 次の後編は、『強みの3つの条件』から『強みの5つの見極め』。そして強みの決定です。

強みの出し方(後編)

コレが終われば間違いなく自信になります。

コアコンピタンスでの考え方の流れは、図の通りです。
後編では『強みの5つの見極め』から、強みの決定です。

『強みの3つの条件』で残った強み候補に、『強みの5つの見極め』で当てはまる項目を、複数回答有りで振り分けてください。5つ全て当てはまった候補が、あなたの強みです。

例)強み候補が5つ残っているとします。

A→移動可能性、希少性、代替可能性
B→模倣可能性、希少性
C→移動可能性、模倣可能性、希少性、代替可能性、耐久性
D→希少性、耐久性
E→模倣可能性、希少性、耐久性

上の場合の強みは、『C』となります。

ポイントは、今だけではなく将来にわたってそれがクリアできるか?です。

5つ全てが当てはまらないなら、1番近い強み候補は、どうすれば、足りない項目をクリアすることができるのか?を考えてください。絞り出せたら、それが強みに決定です。

一例をあげると、ラッピングのサービスが3つの条件をクリア(プレゼント仕様で届けることの特別感。ラッピング業務経験があり様々な包み方や結び方ができる。ラッピング教室ができる)するとします。

今は一人で、製作からラッピングまでできるけれど、取引件数が増えると、ラッピングの時間は負担になります(お客さま対応など、やることが増えます)。そうなった時、ラッピングを外注あるいは人を雇ってでも強みとして残すべきことなのか?判断しなければいけません。

もし、ラッピング仲間でお願いできる人が居るなら、その人を雇って強みとして残せます(耐久性)。同時に、ラッピング教室(移動可能性)などを開催して、生徒さんに仕事を流すなどのビジネスの仕組みかができるのなら、(耐久性)は確保できます。

ですが、ラッピング専属の人材が居ない。居たけど辞めてしまった。など、ラッピングの技術が残せないのなら(耐久性)がないことになります。

本来は、今、持っている条件の中から、未知の可能性を秘めた強みを出すのが、コアコンピタンスの本来の方法ではあります。ですが、個人での事業ですから、これからの活動を見越した要素(実際にやること。やれることでなきゃダメ。現実的なことです。)を入れてもいいのかな?と個人的には思います。

考え、絞り出すことは、非常に大変です。何日もかかるかもしれません。ですが、強みがハッキリしただけでなく、踏んできた工程により、理由がわかる。説明ができる。のは、間違いなく自信になります。

大変ですが、頑張って取り組んでください。

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