書くことが上達の近道
超氷河期時代に社会人になった私ですが、就職したのは、いわゆる団体職員と呼ばれる事務職でした。
毎日、何かしらの文章を発行していたのですが、文面に「国民の…」なんて言葉を普通に使う。最初こそ「私も国民だし、なんか上から目線でイヤ!」って抵抗ありましたが、慣れちゃって、「全日本国民が健やかな生活を過ごすうえで…」みたいな文章を書くようになっていました。
その結果、『三輪さんさ。会うと全然、感じないんだけど、文章が冷たいんですよ。』『三輪さんって、メールの文面だと、もっと怖い方かと思ってました。』なんて言われる結果。特にWebデザインの会社では、(法人向けには)重宝されつつも、(対、クライアント/個人は)何とかしてほしい。と言われる始末。
そんな私でも、砕けた文章を書けるようになり、こうやって文章で仕事ができるようになった、気を付けポイントをまとめます。
言葉選び
読む人への気遣いで売上がアップ!好印象を持たれる言葉を選ぼう。
ワードセンスと書くとカッコイイですが、要は『言葉選び。』言葉のチョイスです。
この言葉を使うことで、読む人はどう受け取るか?感じるか?想像力、気遣いがポイントです。
基本的なことは、
- マイナス(ネガティブ)ワードは使わない。
- ストレスを与えない。
この2つを気を付けました。
例えば、作品紹介文に書くことが多い、色味の説明。
『よどんだ色合い。』ではなく、『スモーキーな色合い』。
お買い物は楽しいことなのに、ワクワクした気持ちを下げてしまっては、売れるモノも売れません。
過去記事
言葉選び次第で印象が変わります。好印象を持たれた方が買われやすいので、言葉の意味だけでなく、言葉のイメージにも気を配りましょう。
言い回し
端的な言葉も大事だけど、自分の想いが正しく伝わる言い回しを使う。

文章が長くなってしまう。もっと端的な言葉を使って、知的に伝えたい。
私の課題でもあります。
ですが、端的な言葉を使うことが正しいのか?と言うところが常にネックで、文字で表現しづらい、感情や想いも伝えたいのに、手っ取り早い、端的で知的な言葉を使うことが向いているのか?と言うと、必ずしもそうじゃないんです。
つい先日の出来事。気を回して下さったことに感謝を伝えつつ、控えて頂きたいこともあり、そのように伝えました。が、「そう受け取られたのなら心外です。己の未熟さと戒めます。」と返答がありました。ここで注目したいのは、『心外』。意味は『思いもよらない』なのですが、『心外』という言葉から、相手を非難している印象を、相手に与えます。(まぁ、この場合の相手は私なのですが…)ぶっちゃけ、「ケンカ売ってる?」って思っちゃいました(笑)
「そう受け取られてしまったのは己の未熟さ故、残念ですが…」みたいな書き方だと、気持ちが見えるので、印象が変わります。
文章が長くなってしまっても、自分の想いと感情が正しく伝わる文章を心がけましょう。
過去記事→書いていると長くなる。SNS投稿のお悩み。あるあるBest5に書いてあることと、一見、矛盾してるように感じるかもしれません。
矛盾はしておらず、過去記事は、色んな情報を詰め込んで長くなっちゃう。から、1記事1テーマにしましょう。
今回の内容は、1テーマをシッカリ伝わるように書きましょう。と言うことです。
語彙力
急に語彙力は高まらないので、使えるモノを上手に使って語彙力を補う。

こういう表現で、伝えたい言葉が有るのに、たしか、こんなイントネーションなのに、言葉が出てこない!
っていう時は、類義語辞典の出番です。
語彙力が無くて、文章が上手く書けない。と言うのは文章を書く上で共通の悩みです。そんな時、自分が使いたい言葉と同じような意味を持つもっと簡単な言葉を考え、類義語辞典で調べます。
上は私もよく使います。
ハンドメイド作品の、タイトルを付ける。作品紹介文を書く。SNSに投稿する…
ネットに限らず、販売をしようとすると、文章を書く機会が何かとあります。 語彙力は急に高まることはないので、使えるモノを上手に使って、自分が伝えたいことが自分が伝えたい通りに伝わるようにしましょう。
表現力
お客さまがワクワクすることが書いてある?表現力は内容重視!

ハンドメイド販売では、一番大事なのは表現力です。
読む人が、あなたの作品を購入し、実際に使ってる情景をイメージして、ワクワクできるような表現が、作品紹介文に書かれているか?
売り上げを左右します。
販売されている作品は沢山あり、なにかピンと来て、あなたの作品をタップ(クリック)してくれるわけです。
なのに、作品紹介文には、サイズや色と言ったスペックしか書かれておらず、一気にワクワクが絞み、買う気が失せる。と言うのは勿体ない!
興味を持って訪問してくれた人に、期待以上のワクワクを感じてもらえるからこそ、売れるハンドメイドです。
あなたの作品を通して、お客さまにどのようなワクワクをお伝えすることができますか?まずはそのことを考えてみてください。
(過去記事→ハンドメイド販売に取入れたい売れテク表現力) 具体的な表現力の考え方を説明しています。
文章力
わかること。伝わること。が大事。文章力は二の次でイイ

作品紹介文が上手く書けない。
文章は上手く書けなくて当たり前。
だって、文豪でもなければライターでもない。
大事なのは、書き方ではなく、何が書いてあるか?
お客さまが知りたいことが書いてあることが大事。
言い回しは二の次です。
実際、私も、『これを伝えたい』と思ったことを、どう書けば上手な文章になるのか?悩みまくり、悩み疲れて、箇条書きで書いたら、『そういうの探してたんです!』って買われたことがありました。
(動画→作品紹介文の書き方参照)
文章力じゃないんです。内容なんです。 文章は、書いていけば、慣れて上達していきます。上手く書けないからと書かないでいたら、いつまでも上手くはなりません。書いて伝える気持ちを重視してくださいね。