ハンドメイドで売れるようになりたい。収入を得たい。稼ぎたい。
ハンドメイド作品で売れるようになりたい人に向けた販売コンサルをしていて、体験ワークショップやマンツーマンレッスンで多くの人の話を聞いてきましたが、売れる人がどうして売れるようになるのか。共通点がありました。
製作販売をする『背景』です。
自分で作った作品を出品し販売する理由は統一して同じですが、その背景は、それぞれ皆さん違います。どういう背景から、ハンドメイドの製作販売をしていくのか?で、売れる売り方が変わります。
あなたの活動の元となる『背景』はどのステージになるでしょうか?
あなたのハンドメイドステージを見つける
概要
4つのWorkの違い
働き方には4つの種類があり、
ライスワーク(RiceWork),ライクワーク(LikeWork),ライフワーク(LifeWork),ライトワーク(LightWork)となります。
ライスワーク(RiceWork)→ご飯を食べるための活動。
ライクワーク(LikeWork)→自分の好きなことや、やりたいことを仕事にする。
ライフワーク(LifeWork)→生涯にわたって追い求める。使命。生きがいを感じる。
ライトワーク(LightWork)→何かのために、自分ができることを提供する状態。
どのステージで『ハンドメイド製作販売をしていたいのか?』で、売り方や売れ方が変わります。ですから、自分のステージを正しく把握することが、理想通りのハンドメイド販売にするスタートラインとなります。
ところが、「こうなったらいいな。」「こうなりたいな。」という理想ばかりの曖昧な認識で、今の自分のステージとポジションが合わず、ズレた行動をするから売れないハンドメイドになる。
まず、 あなた が、どういう背景のもとハンドメイド製作販売活動をするのか?をハッキリさせ、居るべきステージを把握。そこと相性の良い活動の仕方で行動をすれば、思う通りの結果になります。
ちなみに、私が思うに、ハンドメイドの場合は、これら4つはそれぞれが『段階』。だから『ステージ』という言葉を使っているのですが、下図のような関係性で捉えています。

得意を活かした活動ができる。趣味からの流れが強い風潮。ものづくりという技術を追い求める思想。リクエストに応えたいという献身性。
ハンドメイドを仕事として製作販売を進めていくうちに、自分の理想に叶った活動ができるようになっていく。そのためにも、 あなた の活動の元となる背景とリンクする『ステージ』を自分自身がわからなくてはいけません。
ライスワーク(RiceWork)
ライスワーク(RiceWork)→ご飯を食べるための活動

ライスワーク(RiceWork)としてのハンドメイドは、ライス(Rice)ワークですから、文字通り『ご飯を食べるため』の仕事です。
ハンドメイドで生活を成り立たせたい。生活費に充てたい。と言った、生きていくために稼ぐのならば、RiceWorkでのハンドメイド製作販売です。
ライスワークの場合、『稼げる』ことを最優先に考えて活動したいですね。
売るための製作販売ですから、シンプルに、売れる作品を作って販売をしていくこと。割り切りましょう。お金を稼ぐためですから、好き嫌いとか、合う合わないとか、キレイごとを言ってられません。製作だけでなく、利益やコストといった、数字面もしっかり計算して、仕入れ値もしっかりチェック。仕事として、しっかり管理をしましょう。
ライスワークとしてのハンドメイドは嫌がる人が多いですが、生活が懸かっているなら、選り好みはしてられない。ですが、考え方を変えて、『自分の得意なことで喜んでくれる人が居る。』得意を活かした活動ができる。それができるだけでも、かなり恵まれているのではないでしょうか。

私が思う、ハンドメイドのRiceWorkは、続けていくことで、ライクワーク、ライフワーク、ライトワークへと進んでいける、将来への夢が大きい働き方です。
ライクワーク(LikeWork)
ライクワーク(LikeWork)→自分の好きなことや、やりたいことを仕事にする。

ライクワーク(LikeWork)としてのハンドメイドは、ライク(Like)ワークですから、文字通り『好き』なことを仕事にする。です。
『好きを仕事』にするので、モチベーションは高く、意欲的に取り組み、相乗効果で成果が出しやすい。
ただ、『好きなこと』については、力を発揮するのですが、仕事にする以上、『好きなこと』以外に、仕事として、関連してやらなければいけないことがあり、そういう気が進まない部分との向き合い方が課題。
作ることはしていたいけれど、事務処理や集客などはやりたくない。と言ったパターンです。
そうなると、ライスワーク(RiceWork)じゃないか?葛藤を抱えることになりがち。途端に、『好きなこと』のモチベーションが低くなり、興味がなくなったりすると、続けられなくなる。
ハンドメイドを仕事にしたい。そう思う人で一番多いのはココのステージ。『好きなこと』を仕事にするということは、『好きなこと』(製作)だけをやっていればいいわけじゃなくて、付随する様々なこと(事務作業や集客)も全部ひっくるめて『好きなこと』になります。『好きなこと』を届けることで、どうしたいのか?そういった『好きなこと』以外にある『あなたの背景や想い』が明確だと、その気持ちが活動の源になるので、『好きなこと』についてくる『やりたく無いこと』も乗り切れます。

私が思う、ハンドメイドのLikeWorkは、Riceにもlifeにもなるバランスに細心の注意を払うステージ。趣味からの流れが強い風潮だからこそ、物事を客観的に見る意識を持ちたいですね。
ライフワーク(LifeWork)
ライフワーク(LifeWork)→生涯にわたって追い求める。使命。生きがいを感じること。

ライフワーク(LifeWork)としてのハンドメイドは、ライフ(Life)ワークですから、文字通り『一生涯をかける』ことです。
クリエイターやアーティストが当てはまります。趣味?と思いがちですが、趣味は一人で楽しみ完結する自己満足の性質がありますが、ライフワークの場合は、自分の活動により喜ぶ相手がいる。相手のためになる。と言った社会性があります。
また、LikeWorkとも区別が難しく、判断基準としては、『反対されてもやり遂げる事』『何としてもせざるを得ない事』をLifeWorkになります。
仕事と言うよりは、収入関係なく活動するイメージで、ライフワークで儲ける、稼ぐ。と言うよりは、『一生懸命取り組んでいたら、それが収入になっていった』という流れなので、時間はかかるし、戦略云々ではなく、運や想いの強さ力が大きい。こうやって書くと、「そうなりたい!」って思う人が多いので、絶対に勘違いしないでください。想いの強さ。それを何を思われても伝える強さ。そして運の強さ。そういった要素が無くてはできません。
『強さ』って、自信から生まれます。RiceWorkやLikeWorkでの経験が自信として育ち、LifeWorkとしての活動につながっていきます。いきなりはできませんが、LifeWorkにすることはできます。

私が思う、ハンドメイドのLifeWorkは、自信が全てを物語ります。ものづくりという技術を追い求める思想を、恥ずかしがらずに、人の目を気にせずに、表現することで辿り着くステージです。
ライトワーク(LightWork)
ライトワーク(LightWork)→何かのために、自分ができることを提供する状態。

ライトワーク(LightWork)としてのハンドメイドは、ライト(Light)ワークですから、読んで英語のごとく『光の仕事』です。
ライトワーク(LightWork)は、ライフワーク(LifeWork)を極めたイメージ。自分の役目において、人のために尽くす。人の成功が何よりの喜び。そういった貢献的な意味合いが強い。ライトワークを調べると、スピリチュアル系につながるので、そっち系?と思いがちなのですが、精神論的な部分があるので、近からず遠からずなんでしょうね。
ライトワークとしてのハンドメイドって、バザーとかのボランティア要素がイメージ的に近いでしょうか。はじめは満足なんですが、だんだんイヤになり、対等な対価を求めるようになる。それでLikeWorkでの活動を希望されるパターンが多いです。
RiceWorkも、LikeWorkも、LifeWorkも、行きつくところはLightWork。
一般的に、一定の水準を満たすようになると、社会的責任を果たすことが視野に入るようになり、利益だけでなく、事業活動を通して自主的に社会に貢献する。
要は、金銭面が落ち着き、精神面で余裕が生まれると、社会貢献活動に目を向けるようになるので、ライトワークでの活動になるよね。と言うことです。

私が思う、ハンドメイドのLightWorkは、仕事あるいは利益、見返りを求めない活動。リクエストに応えたいという献身性を貫き通す固い意志で活動するステージです。