販売を始めると、いろんなネガティブ思考が頭の中をグルグル渦巻くことがあります。そうなると、何をやっても上手くいかず、ずーっとこのままなんじゃないかって思ってしまいます。
ネガティブにとらわれる原因は多々ありますが、販売していると出くわしやすいネガティブ要素ってあるんですよ。出くわすことが多いなら、上手に付き合って、ポジティブへの切替ポイントを見極め、売上につなげていけたらイイですよね。まとめます。
ポジティブとネガティブと上手にお付き合いする
足さない
引き算の法則
「もう少し、ココにコレを足して…」
製作をしていると、もっと飾らなきゃ!もっと複雑にしなきゃ!!もっとボリューミーにしなきゃ!!!って、思い込みに囚われてどんどん手の込んだものになりがち。
そこまでやった割には、売れない。「なんで…?」って落ち込みます。
作品を足してしまうのは、不安だから。ではないですか?
例えば、ハンドメイドだからって、凝った物じゃなければいけないって思い込み。
そういう作品って見る分には楽しいけれど、実際に買う?って考えると、使い道が無いから買わない。ってイの一番に購入候補から外される。
「素敵だから。」「使うかわからないけど自分のモノにしたい。」そんな一目ぼれで買ってくださるお客さまは滅多にいません。そして、そういう作品って手が込んでいるだけあって高額なので、早々簡単に買えるモノでもない。
製作は、足すばかりではなく、引くことを考えてください。
なぜなら、作った物を売るのなら、売れなければ意味がありません。実際にお客さまが買う物は使いやすいシンプルな物だからです。
せっかく購入されても、それが滅多に使われず、引き出しの中にしまったままでは寂しいですよね。足したい気持ちをグッと抑えて、たくさん使ってもらえるような作品を提供できるようにしましょう。販売をしようと思うくらいのあなたの作る物は、引いても充分素敵です。
寄らない
自分の作った物が、どこかにあるような物になってしまう

「どっかで見たことある。」
自分の作った物が、どうしても、どこかにあるような物になってしまう。
個性的なモノを作っている。既製品には無いモノを提供したい。と、言う割には、既製品でもこういうのあるよね?寄ってる??そういう物しか作れないのは、パーツがありきたりな物だから仕方がない???思考がネガティブになりがち。
『その作品は、ハンドメイドとして、どこが(どういうところが)既製品と違うのか?』
作った自分がちゃんと説明できれば、それは価値になるので売れる切替ポイントになります。
既製品に寄っているって、ざっくり2パターンあります。
1つ目は、自由な発想で展開する。例えば左右対象ではなくアシンメトリーにする。など。
2つ目は、見た目は既製品にありそうでも、説明しなければわからない事にハンドメイドと言う価値を明確にする。コダワリや作家としての魅力。など。
ただ何となく作って、だからハンドメイドだ。と言うのは、多くのハンドメイド作品が販売されている今の時代、もはや通用しません。
差別化を明確にしましょう。
そのためには、『知る』ことが必要です。自分の作る物は何が違うのか?違いを知るためには、対象となる物があり、知らなければ差を知ることができません。
説明ができると自信にもなります。寄ってるか寄ってないかなんて、気にならなくなりますよ。
比べない
他人なんてどうでもいい。自分が幸せになれば溢れて周りが幸せになる

「他の作家さんに比べて、私のなんて…」
人の作品,販売の羨ましいところばかり目が行っちゃって、自分に無いところばかり気になる。
自分の良いところって、自分では気が付かないもんです。ですから、ネガティブになるだけ損。それに、自分と比べたその人,作品だって、○○さんが分らないだけで「何とかならないかなぁ」って思っているところがありますよ。
みんな、隣の芝は青いんです。
あなただって、そう思われてることありますよ。
「いいな…」って思うくらい、人の作品の良いところを探せるんですから、同じように自分の作品の良いところを探してみてください。
あなたが「良いな。」「好きだな。」って思う物を製作販売しているんですから、その気持ちは何故そう思うのか?をよぉーく考えてみる。
自分の「良いな。」「好きだな。」に自信が持てると、そこが強みになるので、人と比べても、『人は人。自分は自分。』ってポジティブでいられますし、お客さまに伝えやすくなるので、売れやすくなりますよ。
「良いな。」「好きだな。」の理由がわからなければ、あなたの歴史にあるかも。こちらの記事を参考にしてみてください。→『ハンドメイド販売の売れテク流れは歴史というか経験が差別化であり強みになる』
動かない
動いても、そんな急には変わらない。徐々に変わらせていく。

「どうしようかな…。でも…。」
そう思い続けて、結局何もしない。そして後々、何もしなかったことを後悔する。
始めるって、とても勇気のいる事。今までの知っている状態から、新しいことが入ってくることで、変わっていくわけですから、未知との出会い。不安ですよね。
ですが、そんな大きな変化なんて、いきなり来ないんです。
ネット販売を始めると、出品したとたんに凄い反応があって、あっという間に売れちゃうんじゃない?そうなったら、対応できるかな。ラッピング大丈夫かな。配送ってどうなんだろう…。
心配しちゃいます。(今どきそんな風に思っている人いるの。って思いました?いるんですよ。)
覚悟を決めて「えいやぁ!」って出品をしても、拍子抜けするくらい何も変わりません。
変化は、そんな急には起こりません。徐々に変わらせていくんです。自分自身がね。
恐れず動きだしましょう。動いていれば売れるようになっていきます。
諦めない
理想通りの展開にするために必要なことは、『続ける』こと

「売れないから、辞めちゃおうかな」
販売を始めて、売れないと、辞めるという決断をするのが早すぎます。売れないことはイイ子持ちじゃないですし、ネガティブな気持ちになるのはわかります。
ですが、そんな簡単に売れたら、みんな売れてます。「売れない…」なんて悩みを抱く人はいなくなりますよ。
あなたの理想通りの展開にするために必要なことは、『続ける』ことでしか叶いません。
ただ、やみくもに同じことを続けているだけではダメ。良くないところをちゃんと正面から受け止めて、改善させていくことが大事。パワーアップさせていくことが売上を伸ばすポイントです。
売上ばかりを気にすると、感情が無機質になりやすいので、「どうすればお客さまが喜んでくれるだろう?」あなたの作品を求めている人に届けるためにはどうすればいい?と、笑顔のお客さまを想像して、ポジティブな気持ちを持ちましょう。
あなたの好きなことができている続けられることに感謝しましょ。