プレーヤーとしてネット販売をしている私が、とにかく億劫でイヤな出品工程である配送。
何故イヤなのか?は、私の取り扱っている商品は品により大きさが異なってしまうので、どうしてもその品ごとに配送サービスを変えなければいけず、それがとにかく面倒くさい…
逆を言えば、だからこそ多岐にわたる配送方法を利用してきました。そのうえ、数をこなせばイヤでも増えてしまう(配送で皆さんが心配するであろう)トラブルもいろいろと経験してきました。
ですので、今回はネット販売には切っても切れない配送についてまとめていきます。
目指すは配送マスター

配送バランスを考える
配送って会社も豊富でサービスも種類があり、どれが自分に一番いいのか選びきれないですよね。
今や匿名配送までできるようになり、選択肢が広がりました。
選択肢が広がると、その分、知らなければいけない事や決めなければいけない事も増えます。
そして配送は、そのサービスを決めるだけではなく、その荷を送るために必要な包装(ラッピング)も関係し、ラッピングで作品ではなく買い物としての評価に影響することもある。
また、配送料金が購入を左右することもあるんです。
すごーーーーーーーーっく重要なんです。
購入の決め手になる送料のカラクリ

送料を決める時に、まず決めかねるのは、送料を『込みにするか?別にするか?』。
どっちがいいか?について、先に答えを述べると『込み』です。
レジに行って送料が加算された合計金額を見て、購入を辞めちゃうお客さまってすごく多いんです。
レジまで来て買われないって、メチャクチャ勿体ない!!
ですから、数字を変えないようにするために、『送料込み』であった方が良いです。
商売は変化球と言う名のカラクリも必要
送料はサービスってこと?販売者(自分)が負担するの??
と、なんとなくアンニュイな気分になりますが、そこで必要となるのが数字のカラクリです。
数字のカラクリ。
ということは、一番わかりやすいのは売値に加算をする。ということです。
ただ単純に加算をしてもいいわけではなく、作品そのもの、自分の出品している作品全体のラインナップ、競合他者など、様々な要素を鑑みて細かいことを考えながら設定をしていきます。
だって、人により、作品により、異なるんですから。
ほら、私の場合は物により、定形外であったり、レターパックであったり、宅配便であったり、多種多様ですからね。
忘れがちなワンポイント。
『送料込みであることをしっかりアピールすること』
しっかりカラクリを設定しても、最後に忘れがちなのが『送料込み』とか『送料無料』を伝えていないことです。
伝えないことは伝わりません。伝えてくださいね。
お客さま評価が変わる梱包,ラッピング

配送に限らず、お買い物をすると袋に入れてくれます。
包材を準備して、その包材で作品を包んでお客さまに送るって、お店っぽいですよね。
だからなのか、自分のショップのオリジナルを準備したがる傾向がありますが、初期の頃は既成品で十分です。
自分だけの物を作るって楽しいですが時間もお金もかかるので、そこで消費する時間とお金は、製作や販売に活かせることに使ってあげましょう。
自分の販売スタイルが構築できると製作面も金銭面も余裕ができるので、オリジナルを作る楽しみは取っておいた方が良いですよ。
販売する側の負担とお客さまの感情のバランスが大事
と言う話は置いておいて、本題のお客さまの評価にもなるラッピング,梱包。
先に述べたことが全く関係ない。
わけではなく、すごく盛り盛りで凝るか、あらかさまに取ってつけたような質素か、どちらかになりやすいんです。
趣味ではなく仕事として販売をするのであれば、盛り盛りに凝ったラッピングが運営にどのように影響するのか?情緒のかけらもない質素な梱包がどのような印象を受けるのか?その時だけの自己満足ではなく広い視野で考えたいですね。
お買い物をすることも、買った物を開ける時も、ワクワクする気持ちがあります。
だからこそ、封を開けるその瞬間というのは感情が動きやすいので感動も落胆もしやすい。
そういった心理を考慮して、
・配送で破損などの問題が起こらないカバーができ
・受け取るお客さまが不快にならず気落ちしない
・販売する側は運営面も手間も負担にならない心がけ
3つの事に気を付けて、包材,ラッピングを考えましょう。
どの配送を選べばいいか迷ったら見るところ

多くの運送会社やサービスを利用しています。
猫のマークの会社とも契約をしていたこともありました。
そんな経験も踏まえて配送を決めるスマートな方法。
運送会社とサービスを知る簡単な方法
minneやcreema、メルカリに書かれている『配送』を読むと、配送の会社やそれぞれのサービスが書かれているので、そこから自分の作品と相性の良い配送方法を選ぶのが配送方法を知る近道です。
O&Aや『よくある質問』に書かれていることが多いです。
郵便、ヤマト、佐川、などなど、それぞれの運送会社のホームページを見てサービスを知ることもできますが、それぞれの運送会社ごと書き方が違うのでなかなか頭に入ってこないと思います。
なので、既にまとめられている出品ができるサービス(minneやcreema、メルカリ)を見た方が書き方も統一されていてわかりやすいです。
出品に慣れない人が読んでもわかるように書いてくれていますしね。
ただ注意も必要。
出品ができるサービス(minneやcreema、メルカリ)独自で運送会社と契約して使える配送サービスもあります。(例えばメルカリの匿名配送)
それはそこでしか使えないサービスですので独自のサービスかどうかは把握しておきましょう。
配送の決め手はストレスフリー

配送は送ることだけではなく、梱包,ラッピングからお客さまに届くところまでの一連の流れが『配送』です。
販売側が出荷したら、運送業者の手を借りて、お客さまのもとに届く。
自分だけの問題だけではないですし、時間もかかります。
場合によっては梱包の出来が評価にも影響します。
ですから、トラブルに発展する可能性が高い業務でもあります。
トラブルはどんなことでもストレスになります。
ことによっては怖くなってやめてしまう原因になる。
トラブルはストレス。ストレスはトラブル
荷物が行方不明になったり、宛先不明だったり、戻ってきちゃったり、いろいろありました。
トラブルが発生するたび解決策を模索し、解決するまでモヤモヤした落ち着かない日が続き、理不尽さに気が滅入ることもありました。
だからこそ、トラブルを起こさず『配送』業務を完了させるか?
配送で一番考えなければいけないことだと経験から思っています。
ついつい、配送やラッピング、送料に目が行きやすいのですが、うわべだけでなく、そこから派生する事柄も考えて欲しいです。
とはいえ難しいので、まずは、その選んだ配送(梱包,ラッピング)を毎日何十個もこなさなくてはいけなくなったらストレスを感じないか?を想像してください。
もし思い当たるなら、その配送は考え直した方が良いです。