テレビで特集を組まれるようになったハンドメイド。その多くは
楽して稼げる。
ことにクローズアップされることが多いのが最近の傾向。
本当にハンドメイドは楽して稼げるのか?
ハンドメイドに関わっていると、この取り上げられ方は腹立たしくなる方が多いと思います。ちょっと一呼吸置いて、直接的ではなく、視野を広げて、この話題を受け止めてみませんか?
私の見解をまとめていこうと思います。
月曜日は『ラクして儲かる』について。
火曜日は『安くしないと売れないのか?問題』について。
水曜日は『高いハンドメイドは売れないのか?問題』について。
木曜日は『ハンドメイドだから…に続く言葉』について。←今回
金曜日は『これから始める人と、既に始めている人』について。
ハンドメイドという壁
良い意味でも、悪い意味でも、「ハンドメイドだから…」というフレーズを耳にすることがあります。
ハンドメイドだから、minneで売れるようになりたい。
ハンドメイドだから、安くしないと売れない。
好きじゃないんですよね。「ハンドメイドだから…」ってフレーズ。
専門化ならいざ知らず、悪い意味での差別化になっている気がします。それも、作り手自ら、負の要素をもって使っていませんか?
最近、渋谷や新宿で、ハンドメイドのアクセサリーを販売している期間限定ブースを見かける機会が増えました。そこを見ていると、多くの人がフラッと立ち寄り、見て、気に入った物があるとレジへと進んでいます。
あんまり、『ハンドメイドだから…』っていう特別視なく買っています。
買う側からすると、『ハンドメイドだから…』って購入するのに躊躇する理由はないんです。気に入ればそれでいい。って感じでしょうか。
しかし、作り手(売り手)側は、どこか『ハンドメイドだから…』という腰が引けたところがある。クオリティに自信が無いのか、ハンドメイド業界外での販売が怖いのか…?
ハンドメイドに関わっている私たちが思うほど、世間の人はハンドメイドに特別視してはいないんです。ある意味、テレビなどの特集でハンドメイドが取り上げられることで、そのクオリティを知ることができ、機会があれば買ってもいいかもー。くらいの気持ちが芽生えて生きています。
逆に、ハンドメイド業界にどっぷり浸かってしまっているほど、「どうせバザーとかって思っているでしょ?」という気持ちを更新しずらくなっている。minneで売ること(売れること)がステイタスになってしまっている。
今やある程度地位を確立したハンドメイド。一般市場で販売してもそんなに無下にはされません。そのためにも、ちゃんと販売を知ることが大切で、自分の作品をプロデュースする力がなくてはなりません。
ハンドメイドだから…
卑下することなく、価値にしましょう。