ハンドメイドならではの特徴として
他の人と被らない。
オリジナル。
一点だけ。
そんなフレーズを目にすることが多いです。
これらは付加価値としてのアピールポイントにもなるのですが
それが逆に自分の首を絞める結果ともなり
製作のストレスになっていることがあります。
『ねばならない』という強迫観念で追い詰められてしまう前に
他の人と被らない。
オリジナル。
一点だけ。
について考えてみましょう。
一点物主義の束縛
私的には、
「ハンドメイドはオリジナルや一点物が当たり前の世界だから付加価値としての認識を変える必要がある。何をもってオリジナルで一点物なのか?についてを詰めたほうが良い。」
という考えです。
だってね。
見栄え的なことに焦点を当てると、人の想像力なんてどっかで似てきてしまうものです。
素材の要素で考えると、仕入先なんて限られています。
それらを組み合わせたら、
何万通りの物が出来上がりますが、
同時に、同じような物があって当たり前です。
究極、
世界中にある全ての物を把握し、そこから本当に一点物を作るなんて不可能ですし、
物質その物の開発から研究して、自分だけの素材を作るなんてできません。
だからいいじゃないですか。
自分の身の回りを見渡しての一点物で。
それじゃダメなの?
なら、その作品の自分の想いをちゃんと説明してください。
それならば、オリジナリティがあって一点物、他の人と被らない物になり得ます。
ハンドメイド製作って、自分が何らかの想いがあって創っている物。
その想いとその物が合わさって一点物になるのではないでしょうか。
屁理屈ですが
大量生産品だって、その時その瞬間にできた物はその物だけなので一点物です。
あまり、
人と被らない。オリジナル。一点物。
という言葉を意識せず、
今、自分が向き合っているこの子はこの子だけ。
という一点物の認識にすると
気持ちが軽くなるんじゃないかと思います。
そうすると、同じような物しか創れない。
そういう不安を吐露されます。
いいじゃないですか。
その人の世界観が明確になって覚えられやすくなります。
ハンドメイドだからって
全て一点物に『しなければならない』ということはありません。
何を持って一点物なのか?オリジナルなのか?人と被らないのか?
そこをハッキリと伝えられるようになりましょう。