「どこまで書けばいいですか?」
ワークショップの作品紹介文の書き方で、注意事項について触れると必ず聞かれます。
売買のお取引において、どのような注意事項が必要となるのか。
(返品交換修理や配送についてなど)
なんとなく。
わかってはいるんですよね。
目にしたことがあったりするので。
しかし、どこまで書けばいいのか?
要は、『どこまで詳細に書くべきなのか。』
については、『見られ方』といった印象の良し悪しがネックになって
あまり細かく書かない方が良いのか…
悩みます。
「わかるだろう」という過信は危険
インターネットのでの物の売り買いは、
現状、コミュニケーションの手段が文字だけです。
表情であったり、声のトーン、といった言葉以外の情報が無い状態ですから
すべては文字頼みです。
書いてあることが、その取引において、自らを守ってくれるバリアとなります。
顔の見えないお取引は、時に、普段より強気に出られやすいことがあり、
また、自分の常識の枠を超え、様々な方向からモラルを考えさせられるお取引になります。
「書かなくても、これくらいは普通の事だからわかるだろう。」
という、売り手側の思惑とは異なり、
「書いていないなら、この人のところは大丈夫なんだろう。」
という、買い手側の受け取り方になります。
トラブルへとつながる抜け穴(バリアの弱いところ)となります。
そして、注意事項だけではなく、売れない原因にもなります。
「書かなくても、見る人が見れば、この良さはわかるだろう。」
という、売り手(作り手)側の期待は、
「なんで、こんなに高いんだろう?他と何が違うの?」
という、買い手側にとって不利益にしか映らない代物となります。
話を戻します。
伝えない過信は、
伝えすぎていることより多くのデメリットとなります。
過信せず、面倒臭がらず、
伝えるべきことはしっかり伝えられるようになりましょう。