ハンドメイドの販売で付加価値を付けましょう。というと、
・一点物であり他にはないということ。
・クオリティが高いこと。
などといったことが挙げられますが、ハンドメイドの販売では至極当たり前の事なので付加価値ではありません。
これをいつまでも天下の宝刀のごとく使うのはお勧めしません。
特に、同業者の多い大きなハンドメイドイベントや、ミンネやクリーマといったハンドメイド専用販売サイトでコレらを謳うのはおかしい。
上に挙げた以外の付加価値を探すとなると、途端に探せなくなってしまうのですが、付加価値は自分の中にあります。
ただ、それが自分では当たり前すぎて見つけられないだけ。
ヒントは、ハンドメイド仲間が集まるとよく話題にある「アレ」。毎月開催しているワークショップでも話題になっている「アレ」とは、苦労話です。
ハンドメイドあるあるで話題になる『苦労話』は付加価値の宝庫。
まとめます。
そもそも、付加価値は大きいグループにすると2つあります。
・作品その物にある背景的な付加価値。
・販売自体にある付加価値。
自分のハンドメイド作品・販売ではどちらの苦労話が多いでしょうか?それがあなたの付加価値です。
作品その物については、
・作品の制作工程。
・使っている素材。
・技法。
・あったらいいな、便利だなといったニーズ。
などなど
「わかってくれないんだよねー。ここがこんなに大変なことを!」っていうのは、伝えないからわからないんです。伝えれば、その大変さが「すごーい!」に変わって付加価値です。
「素材が特殊なんです」「制作工程の手間がかかっているんです」だけではなく、「なぜ、その素材が特殊なのか。」「なぜ、手間がかかるのか」を、小学5年生でも理解できるように説明できるようにしましょう。(専門家じゃないと理解できないような難しい言葉を使うと逆に引かれます)
販売自体に関することといえばサービスですね。
・代替品といった使用用途の提案が豊富。
・すっごく早く届く。
・ラッピングが素敵。
・販売対応が丁寧・早い。
・アフターサービスが充実している。
・心のこもったメッセージカード。
といった、作品には直接関係ない、流通やコミュニケーションが価値になります。分かりやすい例えで言うと、お・も・て・な・し。ですね。
「こういう使い方もできるのに、なんでわからないのかなぁ?」って思うなら、その提案を伝えましょう。「なるほどー。だったら便利じゃん!」に変わって付加価値です。
同じような作品が他にもある。
可もなく不可もない。
流行りの品。
といったものを扱っている場合にはこれらを充実させると付加価値になります。
付加価値がないものはありません。探そうとしないから見つけられないだけですよ。
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