ものづくり と あきない
について
ドキュメンタリー映画「74歳のペリカンはパンを売る」を観て
気づきをまとめて書いていきます。
おとといは「楽しむ」ことについて。
昨日は「理念」について。
今日は、「研究実行」についてです。
自分の理念を達成するためには
どの様な運営をすることが望ましいのか。
そのために研究するべきこと、実行することとは?
まとめました。
研究実行するにあたり、
考える3つのことがあります。
Who(誰に)→ターゲットとすべきお客さまは?
What(何を)→ターゲットのお客さまが求めているニーズは?
How(どのように)→自分ができることでニーズに応えられることは?
です。
ペリカンというパン屋さんの場合、
町のパン屋さん。という理念を達成するために、
Who→近所のお客さま。
What→毎日食すパンが欲しい。
How→毎日同じパンを買えるようにする。
ということが考えられます。
(そうだったのではないか?という私の想定です)
そこから研究と実行です。
開店当初は普通に菓子パンも取り揃えていたそうですが
実質2種類(食パンとロールパン)に絞ると決めた背景には
「毎日同じパンを買えるようにするためにはどうすればいいのか?」
を考え、
「毎日食べるパンってなんだ?
あ、食パンとかロールパンといったオーソドックスなパンか。→研究
なら菓子パンは止めて、その2つだけ作るようにすればいい。→実行」
という研究と実行ではないでしょうか。
(そうだったのではないか?という私の想定です)
4代目の現店主は
「そうすることで、他と争わずに利益を出していく。と考えたのではないか?」
と話します。
マーケティング的な言葉を使うと、
差別化と集中。となります。
ペリカンの経営は特別。
ほかの店が同じことをやっても成功はしないだろう。
と言われていました。
それはパン職人の人も同じことを言っています。
「人と同じことをやっても勝てない。他と違うことをやらなければ。」
あなたにしか出来ない事。提供できないことはなんですか?