先日、渋谷のミニシアターで
「74歳のペリカンはパンを売る」
という浅草にある老舗のパン屋さんのドキュメンタリー映画を観てきました。
実質、2種類しか作っていない、町のパン屋さん。
日本全国で一番の売り上げを誇るそうで、
その売上は80~100種類の総菜パンを作り販売するお店に匹敵するそうです。
なぜ、実質2種類しか作っていないのにそれほどまでに売り上げが出せるのか。
歴史はもちろんありますが
それだけでは売り上げを出し続けることはできません。
ものづくりに向き合う姿勢とあきないについて
一つ一つの言葉が重く
考えさせられる作品でした。
シェアしたいと思い記事にまとめます。
ドキュメンタリー映画ですから
かかわりのある人のインタビューもあります。
その中で、ベーカリーコンサルタントの方や製菓学校の講師の方が
お話されていることも大変参考になりましたが
一番、強く残っているのは一番古くから務めているパン職人の方。
(パン職人という呼び名は嫌だとおっしゃってましたがわかりやすいので…)
「美味しいのは当たり前。売れるパンでなければいけない。」
ものづくり と あきない
この一言に全てが込められているように感じました。
だって、
美味しくなければ買われない。
買われなければ続けられない。
ですものね。
パン屋さんの場合は「食す」という前提があり、
食べるなら美味しい物を食べたい。という背景があります。
ではあなたの作品に置き換えるとどうでしょう?
使いたくなければ買われない。
買われなければ続けられない。
と、なります。
使うなら素敵な物が欲しい。という背景です。
買う方は、
その物の背景(用途)で欲します。
「使う理由がある」
売る方は、
その物自体が欲しいと思ってもらいたい。
「惚れて買ってほしい」
この差をいかに埋めることができるか?です。
差を埋めることはできますか?
ハンドメイドに特化した販売について学べるのは
オーナーズ・トレーニングクラブだけです。