印刷を出してみたらモニター(画面)と色が違う。
そんな「あれ?」なこと、身に覚えはありませんか?
これ、実はプリンターのせいもなければ、スマホやパソコンのせいでもありません。
認識の違いなんです。
この場合の認識とは、ツールによる違いです。
どんなに頑張っても、そもそもの違いなので後からどうにかすることはできませんが
知っておくと、ショップカードやチラシといった紙ベースのプロモーション活動時に便利ですので
是非、頭の片隅に仕舞っておいて必要な時に思い出せるようにしてください。
ツールの認識の違いとは何なのか?
それは、色を構築する三原色の違いです。
難しそうな話ですが、
モニターとプリンターでは色の作り方が違う。
と、思っていてください。
三原色って言葉は学生時代に美術の時間で出てきますが、
色は3色から成り立つ。といったことです。
この、Webと紙では、そもそもの3色が違うんです。
モニターで認識している
Webでは【光の三原色→R(レッド) / G(グリーン) / B(ブルー)】
略してRGBと言われます。
プリンターで紙へ印刷をする
紙ベースでは【色(料)の三原色インキ→C(シアン) / M(マゼンタ) / Y(イエロー)】
略してCMYK(Kは?という突っ込みは忘れてください。Keyの色(Black)を指すKと言われます。)
根本の3色が違うので、同じ色でも微妙に変わってきます。
専門的な話ですが色の認識番号も違います。
Webの色見本と紙の色見本は認識番号が違うので、
どちらをベースに話をしているかに違いがあると、いつまでも食い違ったままです。
そしてその認識が違ったままで仕事を進めると
指定した色と違う!
という大問題に発展します。
本当にえらいこっちゃなんですよ。だってお互い正しいことをやっているのに色が違うんですから。
将来的に、作品の写真を印刷するとか、ショップカードやチラシを作るとか、
Webと紙の両方のツールを利用することが有ったら、
色に違いがある。ということを思い出してください。
そのうえで話を進めると、イライラすることなくスムーズに進められますし、
相手には、「お、知ってる人だな」と思われて手を抜かれたりしなくなるかもしれませんよ。(^^)