ハンドメイドが好きな人は
ものづくりが好きな人なので
色んな物を作れる人が多いですよね。
あれもこれも習っていたり、習いたいと思っていたり、
それはとても素敵なことなのですが
ひとつ、問題があります。
あれもこれもできてしまうから
何が自分にとって一番なのか?
が、あやふやになりやすい傾向です。
あやふやになるだけならいいのですが
あれもこれもできるから、あれもこれも取り入れて
それがまとまりきらずに形にならず、
何がしたいのかがわからなくなってしまう。
器用貧乏
という言葉があります。
「一芸に秀でるといったことがなく、どれも中途半端で終わってしまうことを表す言葉」
ですが、
ハンドメイドを仕事にしたい。
本当に心からそう思うなら、
自分のハンドメイドに、ひとつ、軸を持ってください。
私の身に最近起こった、ある出来事。
そのことから、「自分の軸」ということに考えさせられることが有ったので
考えてもらえるキッカケになればいいと思います。
ある出来事。
それは複雑な出来事なので説明は省きます。
結果だけを簡単に説明するとするならば、
- 目先の利益に走り、
- 今までの状況から発展をさせず、
- 今までと同じ状況で大丈夫と過信している。
その結果、
守らなくてはいけなかった繋がりを失うことになり、
この先、予想できた収入を減らすこととなった。
そういうことになります。
説明がアバウトなことなので分かりにくいかと思います。
要は、自分の守りたいものの守り方を間違えてしまったんです。
(将来的なことを考えれば)守らなくてはいけないこと(軸)を優先させるべきだったのに
目先の収入を優先した結果、
これから先も存続できたはずの縁が簡単に切れた。
目先の収入に頼らなくてはいけなくなるほど、
今までの「なんとかなってきた」に甘えてしまい何も改善しなかったこと。
そして、簡単に縁が切れてしまう程度にしか繋がりを継続させるための努力を怠っていた。
といったところでしょうか。
ハンドメイドは個人色の強さが売りの販売です。
作り手である作家の人柄であったり、
作品のセンスであったり、
世界観やストーリー性であったり、
「あなただから」という繋がりを上手に利用することで仕事として成り立たせやすくなります。
この「あなた」がブレていると
単発での購入はあっても、
何度も購入してくださるリピーター(Fun)というお客さまが付かなければ、
仕事として成り立たせていくことは難しくなります。
新しく開発計画が発表された東京ディズニーリゾートは95%がリピート客ですからね。
どうしてそうなるのか?が研究され誰もがマネしたい!と本が出ているくらい、
それほどリピーターというのはビジネスの上で大切な要素なんです。
自分に軸が無ければ、リピーターは付きません。
そして自分の軸がブレると、リピーターは去ってしまいます。
先にも書いていますが、ハンドメイドは個人色の強さが売りです。
個人色は自分の軸がしっかりしていなければ出すことができません。
どこに「軸」をつくるのか?
それは自分で決めることです。
作品の、販売方法の、魅せ方、伝え方、価格、などなど
人それぞれです。
自分のハンドメイドに、そして販売スタイルに、
自分の軸を見つけてくださいね。