昨日までのメルマガでは、確定申告について簡単に書いてきました。
今日は確定申告をしなければいけなくなる
38万円
という数字から、仕事として、ハンドメイドとお付き合いしていくことがどういうことなのか?
を書いていきます。
昨日までの復習です。
38万円は収入ですか?所得ですか?
「いくらで売れたの?」は収入。
「いくら儲かったの?」は所得。
38万円には経費は含まれません。
材料費も、制作代も、配送料も、出展料も、その他諸々、こういった経費は「経費」として65万円まで認められていますので除かなくてはいけません。
なんとなくアバウトに販売をしていると、目の前の1つの商品に含まれている売上と経費の数字がわからないことが多いです。
分からないままでは、確定申告をしなければいけないのかどうかもわからず、
ましてや、いくら稼げているかもはっきりしません。
販売価格の決め方は、売上と経費を「式」から算出する方法があります。
ワークショップProgram2でお伝えしていますので、もしかしたら損をしているかもしれない…と不安があったら是非参加してください。
さて、確定申告をしなければいけなくなる38万円。ただ「38万円」と言われてもピンとしませんよね。
<38万円は月にいくら稼ぐことになる?>
確定申告は1年間の申告ですから、単純に、38万円を12か月で割ってみましょう。
380000÷12=3.166666666…
答え 3万円弱。
意外と低くないですか?
3万円って、お小遣いくらいは稼げたらいいな?の最低ラインってところでしょうか。
お小遣いを稼げるようになると、確定申告が必要になるんです。
これってけっこう衝撃的ですね。
<3万円稼ぐには月に何個くらい売ればいい?>
突っ込んで、もっと現実を見てみましょう。
この3万円の売上は、経費は含まれません。だって、確定申告の38万円は所得だから。
単純に、1000円で売れたから売上1000円。
ではありませんよね。
1000円には材料費や出展料などの「経費」が含まれています。これを除いた数字が収入と考えると、3万円を稼ぐにはそれなりの数を売らなければいけなくなります。
(計算しやすいので)シンプルに例えると、経費が500で、売上が500円とすると、
30000÷500=60
答え 60個 売らなくてはいけない。
けっこう大変ですね。
<月に60個売るなら1日に何個売ればいい?>
1か月が30日で計算します。
60÷30=2個
答え 1日2個売りましょう。
土日祝日関係ありませんが、1か月60個売るとなると、気が遠くなりますが、1日に2個売ればいいと思うと少し肩の荷が下りますね。
上にあげた例は、あくまでも過程の数字で、かなり簡略化していますが、おおよその数字の流れは見えたのではないでしょうか。
3万円のお小遣いが欲しい。
というだけでも、これだけの数字の動きがあり、3万円。という希望を叶えるだけでも現実的にはキビいことわかるかと思います。
だからこそ、ちゃんとした販売価格の設定というのが大事なんです。
上に例えた1000円の販売価格で、経費が500で、売上が500円なんてことはあり得ません。現実の売り上げはもっと低いです。
ハンドメイドですっごくお安い価格で販売している人を見ますが、これは「自分は素人です」と宣伝をしているような状態です。問題視される転売されても仕方がないですね。
自分の身は自分で守る。
自分の作品は自分で守る。
そのためにも、販売価格の決め方を身に付けましょう。
ワークショップProgram2【これでもう迷わない「値段設定/商品写真」のメソッド】
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