販売を仕事として収入を得ることを目的にするのなら、
売れなければ意味はありません。
根本的なことなのですが、
売れる物を売らなければ売れないんです。
需要があるから供給できます。
需要のないものは供給しても意味はありません。
と、言うのも、
やっぱり今回も、
PTAのバザーネタで例えていきます。
バザーの手作り品を作る係りを決める時、
みなさん、創りたいモノを創りたいという思いが強いんです。
そして人気商品は制作では不人気です。
何故なら作っていてツマラナイカラ…(T T)
でもね。
創りたいモノは、
バザーにしては値も張りやすくなりますし、
そもそもバザーのコンセプトとかけ離れてしまうものも多く、
売れ残ります。
売ってくれるのは、販売担当になった係りさん。
一生懸命、アピールしてくれますが、
売れないんですよね…
そして最終手段。
値下げ。
そうするとポツポツと売れていきます。
それでも値下げで勢いが出るわけではなく、
関係者であったり、
お付き合いであったり、
泣きの販売で買ってもらえたり、
そこからまた値切られてやっとだったり、
世間の厳しさを目の当たりにするほど、
売れません。
ハンドメイドを仕事にしたいと思う時、
自分の創りたいモノを売りたい。
という気持ちが強くあると思います。
しかし、仕事であるならば、
創りたい物だけ。
では、商売としては成り立ちません。
ボランティアのPTAの話しじゃない?
と思う方もいるかもしれませんが、
この、
創りたい物とお客さまの要望。
というのは、
物を生み出すクリエイターではよくある話で、
お客さまはこういうのにしてほしい。
クリエイターはこういうのを創りたい。
そのバランスが偏ってしまうと
お客さまは希望とは違うと納得せず、
クリエイターは作品にケチをつけるのかとカチンとなる。
そういった事態は珍しいことではありません。
仕事。
ですから
作品に対して、
そして販売に対して、
柔軟さをもって、見て、考えられるようにしていきましょう。
売りたい物ではないものが売れ筋になったとしても、
自分が創った可愛い作品だということには変わりはありませんよね。(^^)