サービスで対応できるのはいくらまで?

サービス過多な昨今、

何でもかんでもサービスで何とかしてくれるという風潮があるように思うんです。

 

先日、テレビで見たのですが

購入した冷蔵庫が玄関から入らずクレーンで釣り上げて搬入する場合、

そのクレーン代金は支払うのか支払わないのか?

というクイズ形式の疑問解決をやっていました。

 

クレーン会社は別だから普通支払うでしょ。

という私の突っ込みは、

「電気屋さんのサービスでしょ?」という街の声にかき消されました。

 

答えは「支払う」で、30000円程度の費用となるそうです。

 

30000円をサービス?

最初から、受け手側がサービスありきでいる姿勢に

お金に対する認識が軽くなっているように思えて仕方がありません。

 

お金を自分で稼いで、頂く立場になると、お金の背景の重さを痛感します。

 

例えば、ご自身の作品の中から制作体験ができるワークショップを開催し、

参加者を募集をするとします。

 

個人の開催ですから、お申し込みは少ないかもしれません。

それでもチラホラとお申し込みが入り、張り切って準備を進めます。

お申し込みがあったことで

正式に会場を借用したり、材料を仕入れたり、制作キッドを作ったり、

お申し込みくださった参加者の方が楽しんでもらえるよう、準備に余念はありません。

 

ところがお客さまの都合でキャンセルが入りました。

連絡のあった方もいましたが、

当日になって何度確認の連絡をしてもレスのない方もいます。

 

会場費や材料費の問題が発生することはもちろん、

事前入金であったりすると返金処理など事務的な手間もあります。

 

収入云々はもちろんですが、

どこか胸にモヤモヤが残る開催となってしまいます。

 

こういう相談は、悲しいかな良く耳にします。

 

主催する方は収入が約束されたことで準備をします。

コストを差し引いて残った数字が収入となるわけです。

しかし参加するといったのに来なかった。

収入どころか準備した材料など開催費を考えたら利益どころか赤字です。

そのうえ心も傷つきます。

 

お金の背景は頂く立場になってみないとわかりません。

サービスでなんとかしてよ。

と、軽くお願いすることなんかできません。

だって急用だったんだから仕方ないじゃない。受けられなかったんだからお金返してよ。

そんな無下なこと言えません。

 

お金は、受け取る側にも、支払う側にも、責任があります。

使い方によって異なる種類はあれど、お金は責任です。

 

サービスというのは「気持ち」から生まれることで満足といったことに付随します。

お金に換算するのがわかりやすいのですが、お金に換算することではないので、

仕事として、ハンドメイドで収入を得ていくのなら

受けるサービスはもちろんの事、

自分が提供するサービスについても基準を設けるなど

しっかりとした考えを持ってサービスと上手にお付き合いができるようになっていきましょう。